尿酸産生過剰型の人と尿酸排泄低下型の人

尿酸産生過剰型の人と尿酸排泄低下型の人

高尿酸血症には、幾つかタイプがある。
尿酸産生過剰型尿酸排泄低下型
そしてその混合型の3タイプである。

尿酸産生過剰型は、
文字通り体内で尿酸を一定以上
過剰に作り出してしまう型
だ。

尿酸排泄低下型は、
肝臓からの尿酸の排泄が悪い型
(尿酸は1200mg程度が
体内に溜め込むことが出来る目安だ)。

混合型は、その両方の特性を
持ってしまっている型
である。


自分がどのタイプか、を判断するのは難しい。
病院でも見極めに困難な場合がある。

理由としては、血清尿酸値は
摂取した食事や飲酒によって変動するため、
最低でも3日はプリン体の多い飲食を制限し、
24時間の蓄尿(オシッコを我慢!)し、血液検査を行う。

それで1日尿中尿酸排泄量、
尿酸クリアランス、
クレアチニンクリアランス
を計算して鑑別する。

高尿酸血症の病型分類


または、試験当日に早朝から絶食、
飲水負荷、60分間採尿、という方法もある。

あるいは、急を要する時などは
随時尿の尿中尿酸値と
尿中クレアチニン値の比を計算して
大まかに鑑別することもあるらしい。

・・・どのみち我々素人が
家で簡単に調べようと思っても、
出来ることではないな。


もし自分のタイプが判っているのであれば、
尿酸値対策はよりやり易くなる。

例えば尿酸産生過剰型の人だったら、
プリン体摂取量を抑える。

つまり食べる物に気をつける事を第一として
尿酸値を改善していくべきだ。

尿酸排泄低下型の人は水を多く飲むべきである。
尿酸の生成よりも排泄に問題があるのだから、
食べ物を排泄しやすいアルカリ性に変えるため
食前にサラダを食べ、水をたくさん飲んで排泄を促す。

混合型の人は・・・上記のことを両方やるしかない。


ただ、どのタイプだろうと
尿酸値対策として
基本的にすべき事は大体同じ
である。

尿酸排泄低下型だからと言って
プリン体量の多いものを平気で食べてよいはずはない。

何型だろうと尿酸値を下げるための
基本的対策は同じで、私の経験上、
基本的なことさえ守っていれば尿酸値は下がる。

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