痛風の治療ってラクじゃない!
痛風の治療=痛風関節炎の治療+高尿酸血症の治療
痛風治療は、
痛風関節炎の治療(急性の炎症の消退)と、
その背景にある高尿酸血症の治療の2つに大別できる。
そこで、痛風治療の一連の流れをまとめてみた。
痛風関節炎の治療
つまりは痛風発作の治療だ。
少しは個人差があるとは思うが、
基本的には死ぬほど痛い。
私の場合は痛みで動けなかった。
だから動けるようになるまで痛みに耐えるわけだが、
これが超過酷だ。
ちなみに、別ページにこの間の対処法を書いたので
参照してほしいが、
どのみち痛みから逃げる方法はない。
その後、「行ける」と思ったら這ってでも病院へ行く。
内科だ。
健康診断の結果があれば持参する。
尿酸値などを見て病院側が見当をつけてくれる
と予想できるからだ。
そしてナイキサンなどといった
発作治療薬を医者が処方してくれる。
腎機能障害や胃潰瘍などの消化管障害があれば
ステロイド剤にするなど、
専門家の判断に任せる。
そしてコルヒチンという
痛風発作の予兆期に発作を抑える薬があり、
それを貰って帰ってくることになると思う。
高尿酸血症の治療
尿酸降下薬による薬物治療と、
生活習慣改善が高尿酸血症の治療だ。
痛風発作が治まっていなければ薬物治療、
治まっていれば生活習慣改善という名目のもと、
医者から生活指導を受ける。
薬物治療
尿酸降下薬にはタイプがある。
尿酸排泄促進薬や尿酸生成抑制薬で、
高尿酸血症のタイプにより処方される薬が異なる。
有名なところでは、
尿酸排泄促進薬ではユリノーム、
尿酸生成抑制薬ではザイロックやフェブリクだ。
ところで、医者が不吉なことを言っていた。
かつては痛風患者の死因の主なものは腎不全だったが、
尿酸降下薬の導入により腎不全は減少したそうだ。
その代わりに、現在では動脈硬化が問題となっている。
動脈硬化性疾患の合併だ。
血清尿酸値が動脈硬化性疾患の単なる予測因子であるのか、
あるいは危険因子であるか
については結論が出ていないらしいが、
我々からすると怖いの一言だ。
高尿酸血症は心筋梗塞にも関係がある、
などとテレビでもやっていたのも気にかかる。
…それにしても、薬嫌いの私には
薬の名前を書いているだけでも嫌だ。
その後、発作が治まった頃合いで
生活習慣改善の指導を受ける訳だが、
この点に関しては
このブログのいたるところで書いている…
というか生活習慣改善がテーマのブログなので、
他ページを参照してください。
今回まとめを書いてみてしみじみと思ったが、
痛風発作だけは本当に二度とごめんである。